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海月書林。

2011.06.22

イベントの目玉の一つ、Select Book Shelfは二組の選書家によって構成される本棚です。
一組は先日ご紹介したbook pick orchestra。
そして、二組目は海月書林の市川慎子さんです!

乙女心を掴んで離さない素敵な品揃えで知られるネット古書店、海月書林。
その存在は以前から知っていましたが、まさか福島に縁のある方だとは知りませんでした。
なんと、郡山に三年ほど暮らしておられたそうです。

年明けくらいにたまたま知り合いの編集者から、市川さんが東北のおやつをテーマにした本を執筆されていることを教えてもらったときに、郡山にいらしたことを知りました。
その本にちょっとだけ取材協力させてもらったのが縁で、会津のブックイベントにも参加していただくことになったわけです。

市川さんが郡山に住んでいるときに東北のあちこち足を延ばして取材した「おやつ」の本。
本当なら、今頃、書店に並んでいて、東北ブックコンテナでもご紹介できるはずだったのですが、あの思いがけない震災によって、発売延期となりました。

取材していたお店がなくなってしまったり、暮らしていた福島県が原発の被害を受けたり、市川さんにとっても、つらいことが多かったはず。そんな状況にもかかわらず、東北ブックコンテナにあわせて、おやつ本番外編のペーパーを作ってくださいました。

郡山で暮らしていたときの日々のつれづれを、愛車『プレリュード』に乗せたこの作品。
絵はnakabanさん、デザインはきりん果さんという『いろは』な組み合わせ。
なんとも素敵です。

この『プレリュード』を東北ブックコンテナ会津駅で先行販売します!!
1部100円で、売り上げは義捐金に回されるとのこと。
ぜひぜひ、会場のBUSCAFEでお求めくださいませ。

なお、市川さんのおやつの本、『東北おやつ紀行(仮)』は中央公論新社より2011年秋~冬くらいに刊行される予定です。こちらもお楽しみに!!!

〔o〕


東北のすてきなもの、おいしいもの、本にまつわるもの
いっぱい集めたコンテナ形式の
かわいい物産展。それが、ブックコンテナ!

本日はイーハトーブ、モーリオ
すなはち盛岡から「てくり」さんご紹介。
「てくり」さんを片手に旅された方多いのでは。。。
あのお店、このお店、どうしてるかなぁ~と
「てくり」さんのページをめくるたび、しみじみ。
バックナンバー取り揃え、会津のみなさまをお待ちしております。
「てくり」さんプロデュース、ショップ&スペース「ひめくり」さんの
わんこそばやスイカがらの便箋も乙女心ならぬ、オリーブ少女の心を鷲づかみ!

そして我らがoraho.vol02も西脇光重さんの
茶目っ気のある版画表紙でみなさまのお越しを
お待ちしております!

各県の商品は紀州屋1934、1階BUS CAFEにて
販売しております。自分へのご褒美探しに、是非。


いろとりどり、イロトリドリ、色とりどり。
西脇さんの版画はとても楽しいのです。
なんてたって、お茶しながらでいいですもん◎

セイロンティーガーデンさんは
天井も高くゆったりとできます。
カフェ×ブックレシピもご協力頂いております。
このイベントのための特別メニュー、
◎◎◎色ゼリー◎◎◎
(もちろん、ケーキ&コーヒーもおいしいですよ~!)
召し上がりつつ、時間を忘れ、版画ワールド堪能していって下さいね!

※期間中、かわいいパッケージでお味も抜群の
ジャム&はちみつもセイロンティーさんにて販売しておりますよォ~

Take your time

2011.06.20


待ちに待った!B!B!A! 本日はじまりました!
昨日までのbackstageの一場面。
作家さん、実行委員の仲間たちの汗・汗・汗。

お散歩がてら、ふらっとお気軽にお立ち寄り下さ~い。
そして、どうぞごゆっくり。。。

お待たせいたしました!
会津ではじめてのブックイベント、Book! Book! AIZUが今日20日(月)よりスタートします。

会津若松市大町の紀州屋1934をメイン会場に、会津若松市内はもとより、週末の25、26日には喜多方市と会津美里町でも同時開催!!
ぜひぜひ遊びに来てくださいね。

このスタートのために、この土日は実行委員が全力で準備を行いました。
あまりの仕事量に、過労で倒れるスタッフも…
がしかし、なんとか乗り越えて、初日を迎えることができそうです。

紀州屋1FのBUSCAFEには、どどーんと東北ブックコンテナ会津駅が出現。
どのまちも、楽しい印刷物&グッズが並んでいて、お財布の紐が緩んじゃいそうです。

2Fの三番山下では、BBAのメインビジュアルとロゴを担当してくれた、辻恵子さんの原画展!なんと、過去にない点数をそろえた原画展になります!!贅沢~。

そして、辻さんの作品とともに三番山下を彩るのは、book pick orchestra×たもかく本の森と海月書林のSelect Book Shelf。
本を並べながら、あれもほしい!これもほしい!と実行委員から嬉々とした声があがっていました。本好きにはたまらない品揃えです。数がそろっているうちに、ぜひご来場くださいね。

あ、それと、1FのBUSCAFE脇のスペースでは、ふたつの写真展を開催します。
この展示スタイル、かなり斬新です。
実は、辻恵子さんによる空間デザインだったりします!
どんな展示の仕方なのかは、見てのお楽しみ。
ぜひぜひ、現地で、ふたつの福島を感じてくださいね。

それでは、明日より一週間、「会津のまちで、本にであう。」期間になりますように。
みなさん、ご参加くださいねー。

〔o〕

一箱古本市。

2011.06.19

6月26日(日)、東京・不忍ブックストリートで産声をあげた一箱古本市が、会津のまちにやってきます。

一箱古本市とは、みかん箱サイズの一箱に思い思いの本を詰め込んで販売するフリーマーケット方式の古本市です。
出店者は「店主」とよばれ、それぞれ個性的名な屋号をつけて参加します。
どんな本をいくらで出すかは店主の自由。看板を作ったり、POPを作ったりも自由。
素人・玄人関係なしの、一箱一本勝負。
一日限りの古書店主体験が味わえます。

子供時代のお店屋さんごっこって、楽しかったですよね?
あの気分をもう一度、味わってみませんか。

気取らず、飾らず、ご自宅の本をごそっと箱に詰めて持ってきてもらえればOKです。
当日は「あいづ発 福島を元気にするプロジェクト」と同時開催。
まわりでも賑やかにマーケットが開かれます。

梅雨のこの時期、天気は大丈夫?という方もご安心を。
テントの下での開催になりますので、雨が降ろうが槍が降ろうが大丈夫です。

一箱古本市については、南陀楼綾繁さんの著書、「一箱古本市の歩きかた」(光文社新書)
で学ぶべし。

みなさん、買って読んでくださいねー。
そして、24日のトークショーにも来てくださいねーー。

〔o〕


村越としやさんは須賀川市出身。
この春、日本写真協会賞新人賞を受賞したばかりの才能あふれる写真家です。

撮影のテーマは故郷の風景。
福島のうつくしい自然、静謐で清らかな空気感、そして、ぬくもり。
どこか懐かしさを感じさせる作品に心をぐっとつかまれます。

三年前、「草をふむ音」という写真集に出会ったとき、驚きに近い感動をおぼえました。
会津とは離れた場所にある須賀川。でも、どこか同じにおいがする。似た表情をしている。やっぱり、福島だからかな。中通りのことってよく知らないけど、やっぱり同じなんだな。
そんな風に思ったのです。
以来、村越さんの作品のことが頭の中にずっと焼きついていました

震災以降、会津という括りをこえて、福島という故郷について考えるようになりました。
今回のイベント開催にあたり、会場は会津だけれど、もっと広く福島全体を感じさせるものにできないだろうか、会津とか浜通りとか中通りとか関係なく、福島がつながることをしたい、そんな思いがふつふつと沸いてきました。

村越さんと、さきにご紹介した栗原美穂さんの撮る写真は、何か通じる部分があるように感じています。
ふたりの写真家が映し出す福島を、同じとき、同じ場所で、結びつけることができたら…とひらめき、村越さんと栗原さんにお願いして、ふたつの写真展を一緒に開催することになりました。

今回の写真展が、まちとまちと心を結ぶかけはしになれば幸いです。
ご来場をお待ちしています。

〔o〕


栗原美穂さんに出会ったのは、昨年のことです。
会津をテーマに写真を撮っている人がいるよ、と知人が紹介してくれて知り合いました。

お父さんの死をきっかけに、自分のルーツである会津を辿り始めた栗原さんが撮る写真は、私にとって、どれもなつかしい風景。
最近の写真のはずなのに、なぜか、遠い昔の記憶の中にある風景なのです。
どうしようもなく、心を揺さぶられました。目が離せない写真ばかりでした。
そんなことがあって、orahoでも連載「記憶が眠る場所」をお願いし、vol.02から文章と写真を寄せていただいています。

昨夏、会津坂下町の坂本分校と東京・四谷で開かれた写真展「会津-会話の続き 旅のはじまり-」を見逃した方にも、ぜひ栗原さんの写真を見ていただきたくて、今回、写真展の開催をお願いしました。
会場で、栗原さんの“会津”を感じてください。

〔o〕


セイロンティーガーデンで版画とグラフィックアートの個展を開いてくださるのは、西脇光重さん。
5月末に刊行したばかりの、oraho vol.02の表紙を担当していただいたアーティストです。

昨年秋にカフェ三番山下で開催された「めごめごAizu物産展」に並んだ可愛らしいラベルのジャムと蜂蜜のことを覚えてる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、あのラベルをデザインしたのも西脇さんだったりします。

今回の作品展では、来場者の方に直に作品に触れて欲しいと仰っています。
こんな機会、めったにないですよー!!!
ぜひ、セイロンティーガーデンに来て、見て、触って、西脇さんの世界を感じてください。

会場には、西脇ラベルのジャムと蜂蜜のほか、oraho vol.02の表紙絵のポストカードも並ぶ予定。
どうぞお楽しみに!

〔o〕


昨日に引き続き、製本を体験できるワークショップのご案内です。

25日(土)に予定されているのは、「和綴じ本&小枝えんぴつ」のワークショップ。
和綴じは、二つ折りにした紙を、1冊にまとめて右側を糸でとじる製本様式で、この方法を使って、無地のノートをつくります。
講師は、奥会津書房を主宰する遠藤由美子さん!
作業をしながら、製本についての知識などもお話しいただけるそうで、とても楽しみです。

そして、このワークショップでは、えんぴつまで作ってしまいます!!
里山のアトリエ・坂本分校の森の小枝を利用して、手に馴染むオリジナルえんぴつを作成。
講師の陶芸人こと菅敬浩さんからは、この日のために特製のあるアイテムを作っているとの情報が届いていますよー。

新しくできたばかりの會津稽古堂内、美術工芸スタジオを利用して、25日(土)に午前1回、午後1回、開催します。
この贅沢なオリジナルノート&えんぴつ作りワークショップに、ぜひ参加してみてくださいね!

■日  時|2011年6月25日(土)
 <1回目>10:00~12:00、<2回目>14:00~16:00
■場  所|會津稽古堂1F・美術工芸スタジオ
■人  数|各15名程度
■料  金|700円
■講  師|遠藤由美子(奥会津書房)、菅敬浩(YOU塾)

お申し込みの詳細はこちら → 

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